日本の証券会社もプライベートバンク業界に参入しています。

大手の野村證券に台頭して大和証券のプライベートバンクも国内富裕層には関心を寄せられています。

【大和証券のプライベートバンクの概要】

プライベートバンクで口座開設をするには最低でも金融資産として1億円が必要と暗黙の了解で認識されています。

外資系のクレディスイスやみずほプライベートウェルスマネジメントの様に10億円が必要というハードルの高いプライベートバンクもある中で、大和証券は口座開設のハードルが比較的低いプライベートバンクだといえるでしょう。

大和証券のプライベートバンクの口座開設に必要な最低預入金額は公には「基準なし個別対応」としています。

ですが実際には「有価証券3,000万円以上で金融資産1億円、又は年収2,000万円以上」と設定されています。

上記の条件に加えて口座開設の相談の際に「面倒な顧客でないこと」と金融機関側に認識されれば口座開設は可能でしょう。

日本では国内金融機関の日系プライベートバンクとスイス銀行系の外資系プライベートバンク(4社)が国内富裕層マーケットでひしめき合っています。

実際のところは日本市場では日系プライベートバンクが外資系よりも優位性を持っています。

その理由は日本の複雑な税務と法務、そして頻繁に変更のある法律に順応出来ているからです。

資産家にとって至上命題である相続対応や節税は日系プライベートバンクが外資系より一枚上手だといえます。

資産家や富裕層の要望の多くは「資産を増やすこと」よりも「資産を守ること」です。

〈大和証券の強みとは?〉

その点において日本では節税効果のある商品もラインナップが多く守りの面では功を奏しています。

相続でもきめ細やかな人間関係のフォローなど対応面においても日系プライベートバンクが優位性を持っています。

その中で大和証券のプライベートバンクサービスは業界内では遺言信託で一目置かれています。

外資系はどちらかというと「資産を増やすこと」に強みがあります。

実際にヘッジファンドに強みを持っているUBSや仕組債に強みがあるクレディスイスを代表に運用ノウハウは外資系が優位性を持っています。

ただ外資系は節税効果のある商品よりも期待リターンの高い商品など攻めに関するラインナップが多く(リスクも高い)、日本の富裕層のニーズと完全に合致しているとは言えず、強みを最大限活かしきれていないのが実際のところです。

 

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【大和証券のプライベートバンクの特徴とは?】

大和証券のプライベートバンキング部門は東京、名古屋、大阪にオフィスがあります。

前述したように日系のプライベートバンクは相続対応が外資系に比べて強く、大和証券は業界内では遺言信託において一目置かれています。

他にも大和証券は自社で組成したファンドを運用する大和証券投資信託委託という運用会社を持っており、かつては自社開発した商品を営業部やプライベートバンカーは必死に販売していました。

現在も運用会社は残っていますが、今では他社でも大和証券の商品を購入することも出来ますし、逆に大和証券でも他社商品を購入することは出来ます。

今は顧客の要望や運用ニーズを分析した上で投資戦略が組まれていますので、一昔前の様に偏った大和証券投資信託委託の商品販売は今はありません。

 

〈富裕層限定ラップ口座のダイワSMA〉

SMAはSeparately Managed Accountの略で資産家や富裕層限定のラップ口座です。

これは野村證券に限った事ではなく大和証券や三菱UFJ信託銀行など多くの日系のプライベートバンクが提案している商品です。

SMAでは主に株式や債券を中心にして運用される一任勘定口座です。

(不動産などの実物資産は含まれません)

日系プライベートバンクは海外プライベートバンクが提案している様な一任勘定運用をSMAを通じて行っています。

手数料に関してもSMAは預入資産残高に対しての管理手数料を取ります。

国内のプライベートバンクはブローカーレッジモデルのビジネスモデルが多く営業攻勢が強い気配がありますが、SMAはいかにもプライベートバンク的な商品で資産家は運用に関して口を挟むことも出来ず運用報告書で結果と成績を確認するのみです。

因みにSMAの様な投資一任運用商品ではなく、顧客と契約で運用一任サービスを提供しているのはUBS、クレディスイス、ロンバーオーディエのみです。

大和証券が提供する「ダイワSMA」は1億円から投資することができます。

手数料は運用資産に対して一定料率を徴収されます。

プランは2通りあり選ぶことができます。

成功報酬型:上限3.24%・固定報酬型:上限4.32%となっています。

成功報酬型の場合は上記に加えて運用成果の額の最大21.6%が手数料で徴収されます。

加えて顧客のポートフォリオに投資信託が含まれていれば信託報酬がその分だけかかります。

SMAは富裕層限定だからといって運用を任せっきりにしてはいけません。

一任勘定だからこそ投資戦略や方向性、ポートフォリオの理解をして責任を持たなければいけません。

実際にSMAも一般のラップ口座の様に手数料が割高になって運用実績が芳しくないことも少なくありませんので注意が必要です。

 

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〈IPO株式の優先的割り当て〉

普通の投資家がIPO株を入手する手段としては抽選だと思われていることでしょう。

しかし実際に抽選で市場に出回るのは全体の15%ほどしかありません。

85%は企業の上場に際して主幹事を中心となり各証券会社に「裁量配分」として分配されます。

そして更に支店ごとに割り当てされます。

誰にどれだけIPO株を分配するのかは証券会社次第で、太客を優先に渡っているのが実態です。

プライベートバンク部門を持っている証券会社であれば、IPO株の購入にはかなり有利になります。

特に主幹事として野村證券や大和証券、みずほ証券、SMBC日興証券などの大手はIPO株に関してはアドバンテージがあります。

因みに委託主幹事の引受件数ではSBI證券が日本一の座をキープしているようです。

実際にIPOの割り当てを期待してプライベートバンクの口座開設をする資産家もいます。

 

【大和証券のプライベートバンクの3つの弱点とは?】

大和証券に限ったことではありませんが日系、外資系問わずプライベートバンク業界全体として取り組むべき課題があります。

 

〈日本の企業特有の人事制度〉

プライベートバンクの担当者は広い知識や対応力が求められるので金融機関の中でも精鋭部隊が配属されます。

しかし一方でエリートコースを歩む社員には多くの部署の経験を積ませて、将来的には会社の幹部候補に育て上げたいもの。

そのため数年単位でコロコロと部署異動が発生し、せっかく顧客との信頼関係を築き上げたタイミングで担当者変更ということも往々にしてあります。

これは特に日系プライベートバンクに顕著に見られる傾向です。

日本特有の構造的な問題で本格的に富裕層ビジネスに取り組むのであれば是正しなければいけない課題でしょう。

 

〈資産保全のスキームが発展途上〉

また今後はプライベートバンクとて情報の透明性が、お上からは要請されます。

スイスやシンガポールなど海外のプライベートバンクの情報守秘性を盾に資産を守る時代は終わりました。

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スイスの銀行やプライベートバンクの情報守秘リスクとは?

プライベートバンクを活用して日本の高い税金から逃れられるか?

これから必要なのは特に守りの部分です。

いかに金融知識、法律の知識、各業界の専門家の知識を融和させて柔軟な節税スキームを創出出来るかが生き残りの鍵です。

2017年1月以降にはハワイ税制の変更に伴ってキャプティブが国内でも注目を集めるようになりました。

キャプティブスキームは三菱重工やサンスターなどの大企業経営者クラスしか知らなかったスキームですが、節税や資金留保など経営メリットが大きいことから長年採用されていました。

知る人ぞ知る情報でしたが、昨今では中小企業経営者も経営メリットの大きさのみならず、スキームの設計内容を応用すれば贈与や相続にも活用できるとして関心が寄せられています。

ただ保険業や海外税務など包括的かつ深い知識が求められるので提案できるエージェントが非常に少ないのが実態です。

バンカーが持ち合わせている人間対応力や知識のみでは通用せず、専門的に打ち込み突出した金融リテラシーがないとたどり着けない境地です。

担当者がコロコロと変わる大手金融機関のプライベートバンク部門ではこの境地に達することは現状ではほぼ不可能といえるでしょう。

資産を守ることを念頭においている方であれば情報収集して損はないでしょう。

 

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〈度重なる金融商品のセールス〉

日系外資系問わず国内の多くのプライベートバンクのビジネスモデルがブローカーレッジモデル(販売手数料モデル)です。

ブローカーレッジのビジネスモデルに諸悪の根源があるのですが、プライベートバンクによる金融商品の積極的なセールスがよく槍玉に挙げられます。

プライベートバンキング部門といえども売上ノルマがあり、中には顧客の意思やリスク許容度を無視して商品を提案した結果、トラブルになったというケースは後を断ちません。

大和証券は証券会社らしく株や債券を中心に顧客に勧めるケースが一般的です。

 

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プライベートバンクの「手数料モデル」の実態とは?

また顧客が元金融関係者や卓越した投資家だったとプロフィールがわかった場合には途端に連絡が途絶えるということも実際にありました。

恐らく「この人には商品が売りにくい」と判断されたからでしょうか。

顧客の利益を第一にして情熱を持って向き合うプライベートバンクイズムを感じないバンカーも実在するのが残念なところです。

大手金融機関だからといって妄信的に口座開設するのは注意したほうが良いでしょう。

やはりブローカーレッジモデルはどうしても顧客との利益相反になりやすい性質があります。

手数料形態は預かり資産残高に対しての一定料率のフィーモデルを採用しているところにした方が無難です。

セールスの積極度合いは担当者次第になるので口座開設しないと分からないところもありますが、もし口座開設をして違和感を感じる様であれば取引先の変更も検討した方がいいでしょう。

 

【プライベートバンクで口座開設する前に基本的な情報を理解しておくことが何よりも大切です】

実はわたくしは過去に運用でまとまった利益を作ることができました。

それを原資にして資産運用や資産保全に取り組むために、いくつかのプライベートバンクを比較したことがあります。

とはいうもののプライベートバンクも記事でも述べているとおり、ビジネスで運営しています。

幅広いサービスが確かに魅力的ではありましたが、友人からは「金融商品の営業が正直しつこいよ…」などとも聞きます。

ですのでプライベートバンクの少し情報を聞いただけで「何だか良さそう」という単純な理由だけで口座開設することはあまりおすすめしません。

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に

・契約を考えているプライベートバンクのビジネスモデルがどうなっているのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解することが大切です。

それらを理解せずに安易にプライベートバンキングサービスで口座開設をして

金融商品や不動産のセールスを必死にされるだけで「こんなはずじゃなかった」という人は少なくありません。

しかしプライベートバンク選びに失敗してしまう根本的な原因は、単純に良質な情報が少ないことが挙げられます。

要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解が大事です。

因みにわたくしが現在、プライベートバンキングサービスとして利用しているのは「匠投資顧問株式会社」というところです。

ここは手数料形式が「ブローカーレッジモデル」という金融商品のセールスも全くなく、「フィーモデル」で同じ方向性を向くことが出来ること。

そして、販売会社ではなく完全に中立な立場で情報提供してくれることに加えて、海外の資産保全の情報なども提供してくれることが魅力で口座開設をしました。

ここのプライベートバンキングサービスをしている方が執筆した「99%のプライベートバンカーが伝えない1%の真実」というメルマガがあります。

資産形成を考えてプライベートバンクに口座を開設するのであれば

まずは事前に知識を入れてから検討されることをおすすめします。

業界の裏側を教えてくれているので参考にはなると思います。

わたくしはまだ40代の若造でプライベートバンクの知識が全くないところから個人的に色々とお世話になっています。

このサイトで紹介する許可を頂いたので、以下にリンクを貼り付けをしておきますので口座開設に着手される前に参考にしてみて下さい。

レポートはが執筆したものではなく、第三者機関の金融機関が発行したものですが無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方には良いと思います。

本来は完全紹介制で登録者数に上限があるようなので情報を参考にするのであればお早めに

【推奨メルマガ(無料)】

 

【その案件は本当に大丈夫ですか?】

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に必ず基本的なことの理解をしておくことをおすすめします。

なぜなら、プライベートバンクのスキームの構築が本当に最良のものかどうかが自身では気付きにくいからです。

過去には不動産会社と手数料のキックバックをする業務提携して、私欲で不動産をやたらセールスされたケースもあります。

もしも近くに詳しい方がおられない場合は、ご相談・お問い合せ頂いても構いません。

ただ、わたしも普段はサラリーマンをしているので返信に時間がかかる場合もあります。

ご了承をお願いします。

 

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