海外投資として積立型ファンドが人気を博しています。

紹介業者も増加している中、ネットワークビジネス的に海外積立ファンドを提案している素人業者も多く見受けられます。

 

海外積立投資で「保険会社」と「IFA」を選択したは良いものの、紹介業者がいい加減なあまりアフターサポートを受けられない事例も頻発しています。

今回は海外積立ファンドの提案者が素人業者で契約後に減額も出来ずに困ってしまったトラブルを紹介します。

 

【海外投資の紹介業者から解約を提案された事例】

静岡県在住の30代男性の事例です。

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『お世話になります。

私は静岡県静岡市に在住の鈴木(仮名)と申します。

 

おすすめの海外保険の取り扱い業者様をご紹介頂きたいです。

私は2年前少し前にロイヤルロンドン(RL360)をアテナベストのIFAで、日本のNINという会社経由で契約しました。

500$の積立がきつくなりましたので、何かいい手段はないかと当時の紹介者に相談したところ 「申し訳ありません。解約以外ありません。」 という返答でした。

 

当初はその予定で動いておりましたが自分で調べたり専門家に相談する中で

現在は一時停止して300$に減額するか、時価総額の半額から66%くらいで譲渡しようと考えているところです。

 

本当に紹介者のいい加減さと自分の考えの甘さを身に染みて痛感しています。

私の地元である静岡市でも若者のグループがネットワークビジネス的に海外保険を販売しています。

私は正しい情報を提供して、業界改善していければとも思っています。

失礼な相談で恐縮です。 何卒、宜しくお願い致します。

今回の事例はまさに【無資格の金融素人から契約】したことで見られる典型的なパターンです。

 

①【海外積立投資に多い金融素人業者の実態】

海外積立投資を検討するならば必ず金融庁から認可を受けている金融機関から説明を受けましょう。

アフターサポートが万全なのは当然ながら、個々人の資産運用の方向性に適合した保険会社とIFAを選別してくれます。

 

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一方で素人業者は契約者の契約後のライフプランなどおかまいなしに自分に都合の良い売りたいものを販売します。

契約者の年代や個々の資産運用のニーズが違おうとも「海外は増えるから」などと甘い言葉を並べて契約を促します。

手数料やIFAの違いやリスクについては全く触れずに高い積立金額で契約させる非道い業者も多く存在します。

 

販売目的に考えている業者は一度会って興味付け、二度目でプレゼンし契約を促すというのが一般的です。

セミナーや勉強会を開催する場合はセミナーで情報を与えて二度目に契約を促すという流れが多い様です。

業者の動き方を今後の参考までに頭の隅に入れておきましょう。

 

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②【海外積立投資で運用以外にとても大切なこと】

海外積立投資は運用成績以外にもとても大切なことがあります。

それは他の記事でも紹介をしていますが【誰から加入するか】です。

 

海外積立投資は契約後の住所変更、クレジットカードの変更、減額申請などの諸手続きは紹介業者経由で行うのが一般的です。

今回の事例でも「500$の積立額がきつい」のであれば解約せずとも「一時停止」をするか「減額」すれば良いのです。

 

解約してしまうと初期口座に積立した12000$(500$×24ヶ月)はほとんど返戻されません。

ここまで紹介コミッション目当てというのが露骨で契約者のことを考えていない販売業者がいることに対して、とても残念でなりません。

 

あまり知られていない業者の懐に入る紹介コミッションについて触れておきます。

紹介コミッションは契約後から24ヶ月の間に数回に分けて業者に支払われます。

その間に解約されてしまうとコミッションが戻入されなくなってしまうので、解約されない様に自身のコミッションの為に必死にサポートをします。

しかし25ヶ月目から急に連絡が途絶えたりサポートがずさんになる業者は少なくありません。

 

その答えは明確です。

25ヶ月以降は解約されようが紹介コミッションの戻入にはならないので逆に契約者のサポートが面倒になったからです。

今回の事例でも「申し訳ありません。解約以外ありません。」と業者に言わせたのも 〈サポートの仕方を知らない〉〈サポートが面倒に思った〉かのどちらかです。

 

にわか知識でビジネス目的で飛びつく素人や契約者のことを考えていない悪徳業者が多いのが実態です。

海外積立投資を検討する場合は相手が信頼に足る人物かどうかをしっかりと見極めましょう。

信頼できそうな人柄でも無資格であれば違法業者に該当しますので契約前に「金融庁から認可されているか」も事前に確認しておきましょう。

 

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【要項】

紹介コミッション目当ての自分本位な業者が多いのが海外積立投資業界の実態です。

保険会社とIFAの組み合わせが大切なのは勿論のことですが 海外積立投資で成否を分ける本当の鍵を持っているのは紹介業者です。

悪徳業者や金融素人業者から契約してしまうとせっかく積立を続けて資産が増えても取崩が出来ないという事態も考えられます。

紹介業者は慎重を重ねてしっかりと見極めましょう。

 

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【海外投資の着手前には基本の理解が何よりも大切です】

海外投資の情報はちゃんと取扱いが出来れば経済を豊かにしてくれるものです。

しかし海外積立や海外投資は「何だか良さそう」という単純な理由だけで始めてはいけません。

 

というのもサイト管理者のわたくしも2009年9月に海外積立投資を契約して

1年も経たない2010年4月の段階で紹介業者が廃業し連絡がつかなくなったことで海外積立難民になった経験があります。

 

更に斡旋した業者は運用シュミレーションで「毎年年利12%」と言っていましたが

実際に過去3年の利回りを調べてみるとマイナス2%でかなり誇張していたことが分かりました。

そして資産運用においても考え方を間違って大きく損失を抱えたことがあります。

 

それらの原因というのも

・情報の出処が確かなのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解していなかったからです。  

 

これらを理解せずに安易に海外投資に着手して「こんなはずじゃなかった」という人はわたくしを含めて少なくありません。

そして「リスク許容度を間違えたり」、「詐欺に引っかかったり」、「提案者が実はちゃんと理解していなくて契約者が困ったり」と問題を抱えた人を多く見てきました。  

 

しかし根本の原因は海外の投資に関する良質な情報が少ないことが挙げられます。

要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解です。  

 

わたしが当時運用に関して頭を抱えていた時に知人から教えてもらったのが「匠投資顧問株式会社」というところです。

ここは海外投資において金融庁に投資助言をする認可を正式に受けている数少ない金融機関です。

わたしはここに最後の駆け込み寺として行き着いたのですが真摯に対応してくれて窮地を救ってくれました。

以降は金融機関に勤務している身でありながら顧客としてお世話になっています。  

 

因みにこの匠投資さんが投資家向けに限定配信しており、今では金融や海外投資の業界で多くの人が登録して有名になっているメルマガがあります。

基本を理解するのに分かりやすく書いてあるメルマガなんですが 実際に匠投資さんに問合せをして貼り付けの許可を頂いたので以下にリンクを貼っておきます。

海外投資や資産運用を検討している方は曖昧な状態で着手される前にまず参考にしてみて下さい。  

 

メルマガはわたしが執筆したものではなく第三者機関のものですが

無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方はまずここから情報を収集されることをおすすめします。

お客さんのフォローができる人数制限があるようで登録者数にも上限があるそうですので情報を参考にするのであればお早めに!

 

【海外投資に関する推奨メルマガ(無料)】  

 

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