多くの富裕層が手にしているブラックカード。一般からすると年会費が高額ではありますが、ブラックカードは持っているだけでステータスになるので依然としてアッパー層からは人気が高いアイテムです。

プライベートバンクに口座開設する人の約3割が会社経営者という統計があります。

経営者ともなると各業界の人との交流で会食などもあることでしょう。支払いの際にも面子を作るためにステータスの高いカードの所有を望む人も少なくありません。

特にブラックカードは金融資産保有額3,000万円以上のアッパーマス層や5,000万円以上の準富裕層からの要望が多い傾向にあります。

また「高級クラブでもホステスに『ブラックカードなんですね』と言われたい」というお話も聞かせてもらったことがあります。笑

女性からの一言が男の見栄としてブラックカードの所有欲をくすぐられるというのも実はよくあることでしょう。ブラックカードは2002年にアメックスが初めて富裕層向けにセンチュリオンカードを発行したのが始まりとされています。

その色がたまたま黒色だったので今でも最高級ランクのクレジットカードは「ブラックカード」と呼ばれています。

各社で年会費や審査条件も異なります。

(例えばアメックスであれば年会費は35万円、ダイナースは13万円、JCBでは5万円です)

今回はアメックスのブラックカード(センチュリオンカード)に焦点を当てて見ていきたいと思います。

〈ブラックカードの特典・メリットとは?〉

①専用のコンシェルジュがつく

有識者間ではアメックスのコンシェルジュは「Noと言わないサービス」ということで有名です。

買い物を頼んだり、飛行機のチケットを頼んだり、コンサートの席を予約したり、人気のレストランやお店を予約したりと24時間365日、いつでも何でも対応してくれます。

コンシェルジュサービスで個人的に凄いなと思ったエピソードがあります。私の知っている事業家の方でロックミュージックが好きな方がおられました。

その方はレッドホットチリペッパーズ(以下レッチリ)というバンドが大好きで、よく私にバンドの話をしてくれました。

ある日、私に

「来週にロサンゼルスでレッチリのライブがあるんだけど、行こうかと思うんだ」と話してくれました。

チケットを購入したのか聞くと「まだしていない」とのこと。レッチリは世界的に人気なバンドでチケットも即完売するほどです。流石に今からレッチリのライブの予約は難しいだろうなと内心思ってお話を聞いていました。

暫く時間を空けてその方に再会した際にライブの話をしてみると

「センチュリオンカードのコンシェルジュに依頼して何とかしてもらった」と仰っていました。

場所も前列から3,4番目でいい場所だったとホクホク顔でした。

結局話を聞くと飛行機もビジネスで手配してもらい、アメリカに着いたら送迎が来て、ライブ会場のホテルも取ってくれたとのこと。

ツアープランをコンシェルジュが練って必要箇所は全て手配をしてくれたらしいです。チケットは完売したはずなのに『何とかした』ブラックカードは凄いなと感銘を受けたエピソードです。

②無料アップグレード

アメックスの提携ホテルに限りますがホテルを予約すると無料で部屋のグレードをアップグレードしてくれます。

先ほどのバンドのライブエピソードでも触れましたが飛行機もビジネスやファーストクラスにアップグレードしてくれます。

旅行や旅好きな方や仕事で移動の多い方には嬉しいサービスであると言えます。

③利用限度額がない

クレジットカードの多くには利用限度額が設定されていますがブラックカードにはそれがありません。

極端ですがクルーザーやジェット機までブラックカード一枚で購入出来てしまいます。

④ポイント交換サービスがすごい

アメックスには独自のメンバーシップリワードというポイント交換制度があります。

中でもセンチュリオンカード所有者のポイント交換プログラムは特異なもので宇宙旅行やアルファ・ロメオなどがあります。

因みに宇宙旅行に行くには総額で22億円の決済が必要です。

他にも接待などがあれば一見さんお断りのお店でもコンシェルジュ経由で予約することが可能です。条件、好物やアレルギーなどやり取りした上で予約可能なお店をリストアップして案内してくれます。

〈ブラックカードの審査条件とは?〉

①年収

ブラックカードを持つにはカード会社からのインビテーション(招待状)が必要です。

このインビテーションが送付されるには各社において審査条件があります。

各社で基準はバラバラで非公開ですが年収は最低条件の一つです。基本的には年収1,000万円程度が最低限のラインです。

例えばダイナースであれば1,000万円でJCBならば1,500万円ほど、アメックスであれば2,000万円ほどが最低限クリアしておきたい目安だと思います。

②利用額

ただ年収が高くてもカードを利用してくれなければカード会社としても所有者にもメリットはありません。多少年収は低くてもどれだけ消費をしているかというのが、もうひとつのポイントになります。

お世話になっている経営者の方に教えて頂いたのはゴールドカードを経た後にプラチナカードで月額100~300万円で3年くらい使用しているとブラックカードのインビテーションが送られたとのことです。

この点に関しては各社において違いがありますので参考までに。

③ステータス

カード保有者のステータスも審査で見られます。事業の安定度にバラツキのある水商売だとやはり難しい傾向にあります。

会社の上場経験などは審査において有利に働きます、従業員であれば勤続年数、会社の業績や役職などが審査のポイントになります。

④カードの使い方

これは多くの人に知られていませんが、カードの利用頻度も審査の対象の一部になっています。

例えカード利用金額がそこまで多くなくても決済回数が多いとカバー出来るそうです。

私の知り合いでブラックカードが欲しいあまり買い物の際に何回もレジを通している人がいました。笑

当時私は「何をやっているんだろう?」と思って見ていましたが、数年後その方に会うとブラックカードのインビテーションを受けたとのことでした。

その方は明細が縦にして立つほど利用回数を多くしたそうです。

(今ではネットでの明細が主流になっていますが)

ただ、個人的にはインビテーションを受けるまでのプロセスも優雅に過ごしてもらいたいものだというのが正直な感想です。因みですがブラックカードの審査にあたり注意しないといけないことがあります。

それはなるべく風俗などの夜のお店でカードを使わないことです。

というのもカード会社においてブラックカードを持つに相応しい人物像(条件)というのが定めらており、ある程度オートマチックにふるいにかけているそうです。

その際に風俗などで使用すると「ブラックカードを持つに相応しい人物像」から乖離していると判断されるそうでインビテーションが遠のきます。

〈ブラックカードが届いても絶対にやってはいけないこととは?〉

ブラックカードがもし手元に届くと嬉しくて気持ちに緩みが出るかもしれません。

ブラックカードが届いても「裏面にサインなしの状態で持ち歩く」ことは絶対にしてはいけません。

というのも裏面にサインがない状態で紛失しても盗難保険の対象外になってしまいます。

ブラックカードは利用限度がないのでその状態で紛失すると非常に危険です。第三者にカードを使われても保証の対象にならず全て自己責任になってしまいます。

カードが届いたらすぐに裏面にサインをしましょう。

以上がブラックカードに関してのまとめでした。

普段、積極的にクレジットカードを使うのであればブラックカードは非常に心強く便利でしょう。

因みにセンチュリオンカードは野村證券でプライベートバンクの口座開設をしていれば、過去に金融事故や前科など特段の問題がない限りは発行されます。

プライベートバンクの資産管理よりもアメックスのブラックカード目当てで口座開設する人も珍しくはありません。

【プライベートバンクで口座開設する前に基本的な情報を理解しておくことが何よりも大切です】

実はわたくしは過去に運用でまとまった資産を作ることができました。

それを原資にして資産運用や資産保全に取り組むために、いくつかのプライベートバンクを比較したことがあります。

とはいうもののプライベートバンクも記事でも述べているとおり、ビジネスで運営しています。

幅広いサービスが確かに魅力的ではありましたが、友人からは「金融商品の営業が正直しつこいよ…」などとも聞きます。ですので、プライベートバンクの話を少し聞いただけで「何だか良さそう」という単純な理由だけで口座開設することはあまりおすすめしません。

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に

・契約を考えているプライベートバンクのビジネスモデルがどうなっているのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解することが大切です。

それらを理解せずに安易にプライベートバンキングサービスで口座開設をして、金融商品や不動産のセールスを必死にされるだけで「こんなはずじゃなかった」という人は少なくありません。

しかしプライベートバンク選びに失敗してしまう根本的な原因は、単純に良質な情報が少ないことが挙げられます。要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解が大事です。

因みにわたくしが現在、プライベートバンキングサービスとして利用しているのは「匠投資顧問株式会社」という国内で金融庁の認可を受けている金融機関です。

ここは手数料形式が「ブローカーレッジモデル」という金融商品のセールスも全くなく、「フィーモデル」で同じ方向性を向くことが出来ること。

そして、販売会社ではなく完全に中立な立場で情報提供やセカンドオピニオンをしてくれることに加えて、国内だけでなく海外の資産運用や保全の情報なども提供してくれることが魅力で口座開設をしました。

ここのプライベートバンキングサービスをしている方が執筆した「減らさない投資で手堅く資産を増やしたい人のための資産形成5つのステップ」

というメルマガがあります。

資産形成を考えてプライベートバンクに口座を開設するのであれば

まずは事前に知識を入れてから検討されることをおすすめします。

業界の裏側を教えてくれているので参考にはなると思います。

わたくしはまだ40代の若造でプライベートバンクの知識が全くないところから個人的に色々とお世話になっています。このサイトで紹介する許可を頂いたので、以下にリンクを貼り付けをしておきますので口座開設に着手される前に参考にしてみて下さい。

レポートはが執筆したものではなく、第三者機関の金融機関が発行したものですが無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方には良いと思います。

本来は完全紹介制で登録者数に上限があるようなので情報を参考にするのであればお早めに

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【その案件は本当に大丈夫ですか?】

プライベートバンクで安易に口座開設をする前に必ず基本的なことの理解をしておくことをおすすめします。なぜなら、プライベートバンクのスキームの構築が本当に最良のものかどうかが自身では気付きにくいからです。

過去には不動産会社と手数料のキックバックをする業務提携して、販売手数料目当てで不動産投資をやたらセールスされたケースもあります。

できれば、私のように国内で信頼できるアドバイザーを一人付けておくと安心です。セカンドオピニオンとしてプロの目線で適切な助言を行ってくれますのでとても重宝します。

もしも近くに詳しい方がおられない場合は、ご相談・お問い合せ頂いても構いません。

ただ、わたしも普段はサラリーマンをしているので返信に時間がかかる場合もあります。

ご了承をお願いします。

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