海外投資では積立ファンド商品が人気を博しています。

商品としては保険会社によるものがメインでしたが、2014年頃からメティスやコーンヒルなど信託系の積立商品も契約数を伸ばしています。

 

契約者にとっては「海外に積立をして資産運用が出来れば良い」と考えている方も多いですが、商品の仕組みや内容は全然違いますので注意が必要です。

 

とはいえ実は提案する側の人間も

「コーンヒルの様なIFA(運用会社)が1社専属である商品」と「IFA(運用会社)がスイッチできる商品」の違いが分かっていない人が少なくありません。

 

特に金融素人やネットワークビジネス的に販売活動をしている輩は、ほとんど商品内容や時事情報は理解していないので絶対に彼らから契約してはいけません。

今回は「コーンヒルの様な信託系の積立商品」を契約したものの、運用やサポート芳しくなくトラブルに至った相談事例を紹介します。

 

【海外投資でコーンヒルの積立ファンドを香港で勧誘されたけど…】

40代男性の方からの相談です。

☟☟

『初めまして。 田中(仮名)と申します。

3年前にコーンヒルが出している積立商品を購入し月額200$で契約して継続しています。

累計で868,680円積立ました。

しかし今になって様々な説明が不十分だったことが気に掛かりだしました。

 

そしてエージェント(紹介者)も一応連絡を取ることは出来ますがレスポンスも歯切れも悪いです。

以上の理由からエージェントを変えたいのですが可能なのでしょうか?

コーンヒルの運営元のIFAのアミチにも国際電話をしましたが、片言の日本語を話す外国人が出て拉致があきません。

また、このエージェントが死亡することや連絡が取れなくなったことを考えると恐怖です。

41歳で始めて66歳まで積立を続けるので、出来れば信頼が出来るところに移管したいと思っています。』

 

今回の相談案件に関して紐解いて見ていきます。

 

①【海外投資の紹介者には厳重な注意が必要!?】

 

海外積立投資の紹介者には十分過ぎるほど注意を払いましょう。

海外投資の積立商品は運用成績も大切ですが【誰から契約するか】も同じ位大切です。

というのも積立型の商品とは契約後こそ長く付き合っていくものです。

 

その間に〈住所変更〉や〈積立に使用するクレジットカードの変更〉など様々な諸手続きが必要になります。

これらのアフターサポートは基本的には紹介者経由で行います。

契約後に紹介者と連絡が取れない、又は連絡が取れてもサポートを行うことが出来ないとなると悲惨です。

不測の事態で減額や停止が必要になっても変更が出来ない、お金が運用されても取崩が出来ない状態も想定出来ます。

 

実際にその様な状態になっている〈海外積立難民〉と呼ばれる方は多く業界の問題にもなっています。

なぜその様なことが起こるのでしょうか?

 

原因としては紹介者が金融素人であることや、業者がネットワークビジネス的に販売のみを目的とした活動をしていることが主な要因です。

実は紹介業者は契約者を紹介すると紹介コミッションが与えられます。

(海外の金融商品を紹介してコミッションを得ている時点で違法なのですが…)

 

紹介コミッションは契約後24ヶ月の期間中に数回に分けて入ります。

24ヶ月以内に解約されると紹介コミッションは戻入になるので、その間のサポートは真面目に行っても25ヶ月目以降に急に連絡を取れなくなるケースが頻発しています。

その結果として契約者が海外積立難民になってしまいます。

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海外積立投資商品はきちんと理解して臨めば非常に魅力的な商品ですが、この誰から契約するかで魅力度は大きく変わります。

紹介者が信用に足るのか見極めが非常に大切です。

 

②【IFAが一社専属の積立商品の落とし穴】

 

海外積立ファンドの投資はF1レースに例えられます。

ファンドを扱う保険会社や信託会社が〈車〉でIFA(運用会社)が〈ドライバー〉です。

 

ファンドを扱う会社は契約した後では変えられませんが、IFAは運用結果やアフターサポートが気に入らなければ変更(移管)をすることができます。

しかしコーンヒルやプレミアトラストはIFA一社専属の積立商品です。

つまり運用結果が思うようにいかない他にリスクや不安を抱えても途中でIFA変更することは出来ず、何があってもそのまま積立を継続するしかありません。

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リスクヘッジという面ではIFAを移管できるRL360などの積立商品を選ぶほうが良いでしょう。

海外投資の積立商品を購入する場合には〈資産運用での優先順位〉で選ぶべき商品は変わります。

〈リスクを理解した上で積極的に増やしたいのか〉、〈とりあえずお金を減らしたくないのか〉、〈相続対策として活用したいのか〉など様々なニーズがあります。

 

個々人のニーズによって同じ積立投資でも選ぶべき商品もIFAも違います。

しかし提案側の都合で商品もIFAも勝手に組まれて強引に契約させれる場合も少なくありません。

特に一社専属の積立商品を購入する場合は伴うリスクやメリットやデメリットを十分に理解してから契約しましょう。

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【要項】

海外投資の積立型商品では様々なトラブルが起こりかねません。

「アフターサポートの杜撰さ」は提案者が信頼に足る会社・人物かを見極めることで解消できます。

しかし、ほとんどの紹介者が無資格業者ですので注意が必要です。

 

「思ったとおりの運用になっていないこと」に関しては商品の事前説明を理解していればリスクに対しての対応や心の準備が出来ます。

この点においても提案側が十分な説明が出来るプロであるかどうかが鍵になります。

海外積立投資はメリットも多いですが商品特性やリスクを理解しないまま契約はしてはいけません。

甘い言葉だけで勧誘してくる業者は警戒しましょう。  

 

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【海外投資の着手前には基本の理解が何よりも大切です】

海外投資の情報はちゃんと取扱いが出来れば経済を豊かにしてくれるものです。

しかし海外積立や海外投資は「何だか良さそう」という単純な理由だけで始めてはいけません。

というのもサイト管理者のわたくしも2009年9月に海外積立投資を契約して

1年も経たない2010年4月の段階で紹介業者が廃業し連絡がつかなくなったことで海外積立難民になった経験があります。

更に斡旋した業者は運用シュミレーションで「毎年年利12%」と言っていましたが

実際に過去3年の利回りを調べてみるとマイナス2%でかなり誇張していたことが分かりました。

そして資産運用においても考え方を間違って大きく損失を抱えたことがあります。

それらの原因というのも

・情報の出処が確かなのか?

・リスクやデメリットは何なのか?

・どういう仕組みになっているのか?などをきちんと理解していなかったからです。  

 

これらを理解せずに安易に海外投資に着手して「こんなはずじゃなかった」という人はわたくしを含めて少なくありません。

そして「リスク許容度を間違えたり」、「詐欺に引っかかったり」、「提案者が実はちゃんと理解していなくて契約者が困ったり」と問題を抱えた人を多く見てきました。  

 

しかし根本の原因は海外の投資に関する良質な情報が少ないことが挙げられます。

要らぬ失敗をしないためにも必要なことは良質な情報を取ること、基本の理解です。

 

  わたしが当時運用に関して頭を抱えていた時に知人から教えてもらったのが「匠投資顧問株式会社」というところです。

ここは海外投資において金融庁に投資助言をする認可を正式に受けている数少ない金融機関です。

わたしはここに最後の駆け込み寺として行き着いたのですが真摯に対応してくれて窮地を救ってくれました。

以降は金融機関に勤務している身でありながら顧客としてお世話になっています。  

 

因みにこの匠投資さんが投資家向けに限定配信しており、今では金融や海外投資の業界で多くの人が登録して有名になっているメルマガがあります。

基本を理解するのに分かりやすく書いてあるメルマガなんですが 実際に匠投資さんに問合せをして貼り付けの許可を頂いたので以下にリンクを貼っておきます。

海外投資や資産運用を検討している方は曖昧な状態で着手される前にまず参考にしてみて下さい。  

 

メルマガはわたしが執筆したものではなく第三者機関のものですが

無料で良質な情報なのでこれから検討をされる方はまずここから情報を収集されることをおすすめします。

お客さんのフォローができる人数制限があるようで登録者数にも上限があるそうですので情報を参考にするのであればお早めに

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